女性のからだを整える「フェムケア×漢方」その②
忙しい日々の中でつい後回しにしてしまう、自分のからだ。漢方の知恵を通じて、季節や体のリズムに寄り添いながら、“なんとなく不調”をやさしく整えるヒントをお届けします。
🌸 月経の悩みをやさしく整える
生理痛、PMS(月経前症候群)、倦怠感、頭痛、むくみ、月経不順など、月経にまつわる不調は、多くの女性が抱える悩みのひとつです。我慢してやり過ごす場合が多いですが、体が発している未病のサインと捉えて、自分の体調・体質を知るようにしましょう。
🩸 月経のリズムとホルモンの関係
月経周期は28日前後(月経周期は、月経が始まった日から、次の月経が来る前日までの期間をさします)。
月経は2つの女性ホルモン**エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)**によりコントロールされていて、この2つのホルモンが波のように増減し、妊娠にむけて体の準備をします。
通常はこのホルモンの変動により体調を崩すことはありませんが、冷え・ストレス・睡眠不足・食生活の乱れなどにより、体のバランスが崩れていると、 月経不順、月経痛、イライラ、頭痛、むくみ、肌荒れなどの月経トラブルが生じてしまいます。
月経周期は4つの期間に分けられ、女性ホルモンの変化により、心と体の傾向があります。
・月経期(1〜5日目);エストロゲン・プロゲステロン低下 ⇒ 体が冷えやすく、疲れやすい。情緒は不安定に。
・卵胞期(6〜13日目);エストロゲン上昇 ⇒ 代謝が上がり、肌や気分が安定する。
・排卵期(14日目前後);エストロゲンピーク ⇒ 体温が上昇し、イライラや眠気が出やすい。
・黄体期(15〜28日目);プロゲステロン優位 ⇒ むくみ・食欲増加・PMS(月経前症候群)が出やすい。
☯ 漢方でみる月経不調 ― 「気・血・水」のバランス
漢方では、人の体は「気(き)・血(けつ)・水(すい)」で構成されていて、気・血・水が不足したり滞ると不調をきたし病気になると考えます。
月経は「血」の働きと深く関係しているので、血が不足していたり(血虚)、流れが滞ったり(瘀血:おけつ)すると、月経に伴う不調が起こります。
月経周期や症状により、気・血・水のバランスの傾向がわかり、自分の体質を知ることができます。
➤ 血虚(けっきょ)タイプ
月経中の不調が多い、月経周期が長い、経血量が少ない、経血がサラサラしている
貧血傾向、顔色が悪い、めまい、疲れやすい
➤ 瘀血(おけつ)タイプ
生理痛(強い痛み)、経血が黒っぽく塊がある、月経周期が短い、月経前後の頭痛・肩こり・冷え
➤ 気虚(ききょ)タイプ
月経後半に生理痛や不調がでる、経血量が多い、月経がだらだら続く、月経周期が短い
倦怠感、息切れ、むくみ
➤ 気滞(きたい)タイプ
PMS(イライラ・胸の張り)、月経前からの強い生理痛、月経周期が不安定
💡 漢方では「体質+生活」を整えることで、根本から改善を目指します。
☯ 月経前後を快適に過ごすための養生
🌸 月経前(PMS期)
ストレスを溜めない:香り(ゆず・カモミール・ラベンダー)で気分をリラックス
甘いもの・カフェインを控えめに
「気の巡り」を良くする食材(しそ、みかんの皮、生姜)がおすすめ
🌸 月経中
体を温めて血流を促す:お腹・腰を冷やさない
無理な運動や長時間の入浴は避ける
鉄分・たんぱく質(レバー、あさり、豆腐)を意識して摂る
🌸 月経後
体を“養う”時期
血を補う食材を:黒ごま、なつめ、クコの実、ひじき、赤身肉などが◎
睡眠をしっかり取り、エネルギーを回復
🌿ゆりかな’s ワンポイントアドバイス
✅ 「月経は体調のバロメーター」
→ 生理痛や月経前後の不調を我慢せず、体質のサインとして受け止めて。
✅「 女性の一生は血が主となる」
→血の充足・流れを意識して、冷えを防ぎ、バランスの取れた食事、十分な睡眠を。
✅ 「専門家に相談しましょう」
→ 自分の体質を見極めるのは意外に難しいです。また、対話をすることで新たな気付きもあります。
体質を根本から改善する漢方薬をご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。
生活の質を向上させるための新しい一歩を、漢方の力でサポートいたします。
次回は「更年期」について、心と体の揺らぎをやさしく受け止めるフェムケアについてお伝えします。
あなたの“なんとなく不調”が、やさしく整っていきますように🌷
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