女性のからだを整える「フェムケア×漢方」
忙しい日々の中でつい後回しにしてしまう、自分のからだ。
漢方の知恵を通じて、季節や体のリズムに寄り添いながら、“なんとなく不調”をやさしく整えるヒントをお届けします。
🌷 はじめに
フェムケアとは、女性の体や心のリズムに寄り添いながら、月経・妊娠・出産・更年期といったライフステージごとの心身の変化を穏やかに支えるためのケアのこと。医療・栄養・運動・メンタルなど多方面からのアプローチがあります。
現代の女性は、仕事・家庭・子育て・介護など、さまざまな役割を同時にこなしています。ストレスや睡眠不足、不規則な食生活、季節の変化──その一つひとつが体のバランスを少しずつ崩し、やがて「不調」として表れることがあります。
生理に伴う不調、冷え、のぼせ、むくみ、イライラ、憂うつ、倦怠感など、なんとなく感じる不調をケアする考え方として、近年提唱されているのが 『フェムケア』 です。
🌷 フェムケアの例
🌿 1.からだを整えるフェムケア
骨盤底筋トレーニング:尿もれ予防や姿勢改善に。ヨガやピラティスでも取り入れられています。
温活(おんかつ):冷え対策として腹巻き、温熱パッド、入浴、よもぎ蒸しなど。
経血カップ・吸水ショーツ:ナプキンに代わる新しい月経ケア。通気性や快適性の向上に。
ホルモンバランスサプリ:イソフラボン、マカ、チェストツリーなどの植物性成分でPMSや更年期をサポート。
🍎 2.食と栄養のフェムケア
鉄・亜鉛・葉酸・ビタミンB群:月経や妊活、更年期に欠かせない栄養素。
プラントベース食・発酵食品:腸内環境を整え、免疫力とホルモン代謝をサポート。
ハーブティー:ラズベリーリーフ(PMSケア)、カモミール(リラックス)、ローズヒップ(美肌)など。
💗3.こころを整えるフェムケア
マインドフルネスや瞑想:ストレス軽減、ホルモン分泌の安定に。
アロマセラピー:ラベンダーやゼラニウムなど、女性ホルモンに働きかける香り。
カウンセリングやコーチング:メンタル面からのケアを通じて自己理解を深める。
🩺 4.医療・テクノロジーを活用したフェムケア
婦人科・女性外来の定期受診:月経異常、更年期症状、妊娠準備などの早期発見に。
フェムテック(Femtech):月経管理アプリ、体温計測デバイス、ホルモントラッキングなど。
オンライン診療・遠隔相談:多忙な女性でも自宅で医師に相談できる環境が整備されています。
🌸 5.ライフステージ別フェムケアの例
思春期:月経不順、冷え ⇒ 生活リズム・食事の改善、軽い運動
妊活期:ホルモンバランス⇒ 体温管理、ストレスケア、栄養補給
妊娠期:つわり、むくみ ⇒ 食事調整、マタニティマッサージ
更年期:のぼせ、気分変動 ⇒ 温冷バランス、自律神経の調整
🌿 「整える」という考え方 ― 漢方のフェムケア
漢方は、フェムケアと非常に相性の良い伝統医学です。「痛みを止める」「症状を抑える」というより、体の内側から“整える”ことで不調を改善し、再発を防ぐ というアプローチを取ります。他のケアと組み合わせることで、より穏やかで心地よい日々をサポートしてくれます。
次回以降の連載では、「月経」「更年期」「冷え」「ストレス」「美容」など、女性のライフステージごとに訪れる不調をテーマに、漢方の視点からわかりやすくフェムケアを紹介していきます。
あなたの“なんとなく不調”が、やさしく整っていきますように✨